第25回日本運動生理学会大会

この度、第25回日本運動生理学会大会の大会長を拝命いたしました横浜国立大学の田中英登です。これまで多くの諸先生方により本学会大会は順調に発展してきておりました。昨年大会長の熊本大学井福裕俊先生から少し若返りが行われ、若輩の私に任が回ってきましたが、これまで築きあげてきた伝統を継続しながら、新しい風も入れていけるような大会にできたらと考えております。

今回は、2017年7月29日（土）、30日（日）の2日間、横浜国立大学との共催で大会開催いたしますが、横浜という地域性を考えて、大会テーマを「国際都市横浜からの発信」とさせていただきました。このテーマは、横浜市のイメージを調査した市民意識調査から、“海と港”“異国情緒・国際都市”がトップ２となっていることから、2009年に開港150年を迎え、国際都市としての横浜を前面にテーマとさせていただきました。また、横浜からの発信は、国内外への発信の拠点になれたらという願いを込めて付けさせていただきました。その意味で、今回は海外から研究者をご招待し招待講演を、またシンポジウム企画もこのような国内外への発信を念頭に各オーガナイザーの先生にはコーディネートをお願いいたしました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックも3年後に開催されます。オリンピック・パラリンピックこそ国際スポーツ祭典の最たるものであり、一昨年の第23回大会から運動生理学会大会においても、取り上げられてきております。本大会でも、特別講演やシンポジウムの一つで関連の企画をいたしました。

また、今回は若手のさらなる研究の発展を推進するために、大会奨励賞を設けました。多くの若手運動生理研究者が育ち、海外に進出するきっかけになってくれればと思います。

最後に、皆様方にはちょうど前期の終了時期で何かとお忙しいころと存じます。また横浜のこの時期の平均最高気温は32℃を超えており、暑い季節となることも予想されますが、多くの会員の皆様にご参加いただき、大会を盛り上げていただけますことをお願いいたします。スタッフ一同心よりお待ちしております。